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話題の商品 サービス分析

ファッションECの台頭とビジネスチャンス

ファッションコーディネートコミュニティーサイト「iQON」(アイコン)


百貨店不況や消費減退のあおりをうけ、アパレル業界全体の市場規模は、年々その規模を小さくしていますが、唯一元気なのがファッションEC。

年々成長を続けており、その代表格とも言えるゾゾタウンを運営するスタートトゥデイでは、22年3月期(平成21年4月1日〜平成22年3月31日)の売上高が、対前期比60.4%増の171億5900万円、営業利益は32億3600万円(47.0%増)、当期純利益は18億5900万円(46.3%増)という驚異的な数字を叩き出し、年末年始の大々的なTVCM、送料無料キャンペーンの効果もあってか、2010年3月末時点の会員数は202万8000人におよんでいます。


最近では、モール型ファッションECだけでなく、『ファッション×WEB』という切り口で、様々なサービスを絡めた新しいサイトがスタートし注目を集めています。

今回ご紹介したいのは、ファッションコーディネートコミュニティーを手がける「iQON」です。

120万人の会員数を誇る海外の「Polyvore.com(ポリボア)」というサイトをご存知の方は少し馴染みのあるサービスかもしれませんが、この「iQON」は、コミュニティサイトというポジションにあるものの、個人の行動から、マネタイズの導線がきちんと確保されているところが特徴であると言えます。

サイトユーザーは、ECサイトから取り揃えた商品画像を活用し、各々好きなコーディネート(コラージュ)を作成し、保存します。そのコーディネートで使用したアイテムからは各ECサイトへのリンクが貼られているので、最終的にはコーディネートアイテムを見た人たちが、その商品を購入することができる導線を確保しているのです。

これまで、ファッション系WEBサイトというと、女性誌などが運営する女性向けファッション情報サイトが多く、雑誌のWEB版といったものが主流でした。
その後、発信型から参加型の色が強くなり、サイト運営者が見極める街角のコーディネートをスナップ写真として掲載するスナップフォトサイト「アールアン」や、自分のアバターにお気に入りの服を着せて共有する「プーペガール」といったようなコミュニティ型のサイトが注目されはじめました。

今回の「iQON」は、その流れの中にありながら、更に進化した形であると言えます。

今も進化し続けるファッション系WEBサイト。

ファッションのネット流通が増えてきた今だからこそ、今後も新しい課金ポイントが組み込まれたファッションサイトが出てきそうですね。