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”贈り物文化”を持つ国

今年も、我が家にお中元が届きました。親戚の叔母からのものです。
毎年、忘れることなく送られてくるので、我が家ではちょっとした楽しみになっています。おばちゃん、ありがとね!!

さてさて、皆さんは、身の回りの誰かに贈り物を送っていますか?
今回は、この”贈り物”について、少し考えてみたいと思います。


お中元、お歳暮、冠婚葬祭に絡んだ贈答品、・・・など、日本は、世界の国々と比べて実に様々な”贈り物文化”を持つ国といわれています。
そういわれてみると、実に様々な記念日や習慣がありますよね。母の日、父の日、こどもの日。結婚祝いや出産祝い、入学祝いや卒業祝い。
人生の節目には、必ずといっていいほど祝い事があり、贈り物をする機会が存在します。

日本の”贈り物”市場規模は、およそ17兆円。(2007年矢野経済研究所調べ)
その内訳は、お中元やお歳暮などのいわゆる「フォーマルギフト」と、ちょっとした記念日や、家族のお祝い事、友人への感謝の気持ちをこめて気軽に贈り物を送るなどの「カジュアルギフト」に大きく2分されます。

お中元・お歳暮、冠婚葬祭の返礼などの儀礼的な要素の強い「フォーマルギフト」は、虚礼廃止や市況の悪化を反映して、需要縮小傾向にある一方、親しい間柄同士のコミュニケーション手段としての立ち位置を築いた「カジュアルギフト」は、需要が拡大傾向にあると見られています。
カタログギフトの多様化やインターネットの普及により、気軽に贈り物ができるようになったこともその要因と考えられています。


成長傾向にあるカジュアルギフトとして贈られるものは、フォーマルギフトのような定番商品(ハム・ビール・洗剤など)ではなく、贈る人または贈られる人によって異なる価値観にマッチしたギフト商品が求められます。

価値観に合ったものであれば、なにもカタチのあるものでなくてもかまいません。
「コトギフト」と呼ばれる、人間ドックと温泉旅行がセットになった旅行プランやネイルサロン、乗馬体験、家事代行などなど・・・。価値観に合った商品を如何に提供できるかが、変化するギフト市場で生き残る重要なポイントと言えるでしょう。


多種多様な価値観に合ったギフトとはなにか。
身の回りにあるギフト商品を改めて見てみると、そこには以下のような共通項があるように思います。

・贈られた側にちょっとした驚きが生まれるようなモノやコト
・自分でお金を払ってまでは買いたくない(利用したくない)モノやコト
・オーダーメイドやハンドメイドといった”ひとつだけ”のモノやコト
・普段味わえない特別な体験や経験ができるモノやコト

贈り物には向かないと思われるものだからこそ、実は贈る側、贈られる側にとって、大きな価値を感じられるものなのかもしれません。
皆さんが、新規事業として考えているサービスや商品は実はギフト向きだった、なんてことがあるかもしれません。

一度、自らのアイデアを見直してみては・・・!

エムア
ウト  清水雅大

清水雅大