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話題の商品 サービス分析

既存事業と、新規事業

安くても、質が悪いモノは売れない。安くてかつ質の高いモノが売れる。
少々高くても、質の高いものを買いたい。

皆さんはいかがですか。
消費者は「安さ」ではなく、「値ごろ感」に敏感になっているのでしょう。

この不況の影響で、消費者の消費意欲も減退しています。
その中で、何を切り詰めるかという調査では、外食や、衣料品が上位にあがります。
このような社会背景で、元気な外食や、アパレルブランドがあるのはなぜでしょう。新規事業のヒントになるのではないでしょうか。


アパレル業界の中で特徴を感じられる、ブランドを比較してみたいと思います。

「ユニクロ」、「H&M」、「ハニーズ」、「フォーエバー21」

利用している方も多いのではないでしょうか。
アパレルに限りませんが、特徴のある企業の共通点は、常に消費者のニーズを徹底的に分析し、競合との差別化を打ち出し、安く、質の高い商品を提供する仕組みを作っていることです。

「ユニクロ」、「H&M」、「ハニーズ」、は低価格な商品を提供するための、SPAシステム(生産から販売まで一貫して自社で行う仕組み)は、同じですが狙っているターゲット、商品のコンセプト、商品の提供スピードが差別化要素です。

「ユニクロ」は、ターゲットはあえて特定しないため、ベーシックな商品が中心ですがターゲットの利用シーンを追求し、ブラトップや、ヒートテック、ドライ素材など、付加価値の高い商品がヒットしています。
ファーストリテイリンググループの一員である、「g.u.」。990円ジーンズはこの価格でも、利益を出せるバックの仕組みが肝となっています。


「H&M」は、ユニクロのような機能性ではなく、ファッションとクオリティーを最良の価格で提供するコンセプトのもと、ファッションに関心のある人全てを、ターゲットとしています。
追加補充をせず売り切れごめんで、次々と新商品が登場するため、消費者は購買意欲を掻き立てられる。また、無駄な在庫や、割引の必要がないことで、経費を抑え価格で還元しているのです。


「ハニーズ」は、高感度・高品質・リーズナブルプライスが特徴。
ターゲットはトレンドに敏感な若い女性。
高感度商品の提供の仕組みは、トレンドの徹底調査と、売れ筋商品のみ絞込みで生産。
また、新商品の企画から納品までが40日と、一般の1/2のリードタイムで可能にしたことが特徴です。


「フォーエバー21」は、今年の4月に日本初上陸の米ブランド。
永遠に21歳のように美しくがコンセプト。原宿の若い女性を狙う。
低価格でも、トレンド性があり、毎日新商品が並ぶ。これを実現するには、上記の3ブランドと違い、約2000社からの仕入れで、即店頭に並ぶ仕組みが特徴です。


このような社会背景だからこそ、既存事業者の努力と、新規事業創出のプロセスが共通していると改めて感じました。

皆さんの事業プランはいかがでしょうか。

エムアウト  河野佳介

河野佳介