起業に役立つ本 | 100Inc. | 起業の近道

起業に役立つ本

100Inc.

100Inc.
著:エミリー・ロス、アンガス・ホランド
訳:宮本喜一


今回ご紹介する本は、世界的企業100社のサクセスストーリーが語られている本です。

ピクサー、ダイソン、ケロッグ、シャネル、ノキア、アマゾン、マイクロソフト、マクドナルド、デル、ウオールマート、アップル、グーグル・・・。

いずれも世界中の人が知っている超大企業や有名ブランドばかりですが、どんな企業でも初めは小さかったのです。この本ではそれぞれの企業の、成長する転換点や、成長前のエピソード、奇跡のサクセスストーリー、大ヒットの裏側、倒産寸前からの逆転劇など、数々のドラマが、描かれています。

 ・ノキアは、フィンランド南部のノキアという町の製材所として1865年に創業。1980年半ばまでは、主力製品はトイレットペーパーとスタッドレスタイヤだった。
  1990年代前半に当時まだ高価で扱いにくかった携帯電話に事業を集中し、その他の事業は撤退するという賭けに出た。

 ・ヴァージングループのリチャードブランソンが初めて考えたビジネスは、クリスマスツリーとセキセイインコの販売で、両方とも失敗した。
  その後学生向け雑誌「スチューデント」の発行でそこそこ成功し、その雑誌を通したレコード通販がブレイクしてヴァージン・レコードの基となった。

 ・ナイキは日本のオニツカ・タイガー(後のアシックス)のスニーカーを米国に輸入し、車で行商するところから始まった。
  あのストライプのデザインは、地元の学生が創作したもので、当時のデザイン料はたったの35ドル(後にナイキの株式が褒章として与えられたが)。
  
1社につき3〜10ページ程度で計100社。その分量は、コンパクトながら読みものとしては十分であり、私には「ちょうど良い」分量と感じられます。これだけの有名企業ですから、実際には各社に関してもっと詳しい本がそれぞれ1冊以上出版されているでしょう。(アップルやグーグルなんて本屋に行ったら何冊も並んでますよね。)しかし、100社もの企業・ブランド・経営者の歴史についてエッセンスを教えてくれる本は他にはないでしょう。しかもほとんどが海外の企業なので、日本語というだけでも貴重だと思います。ちなみに日本企業からは、ソニー、任天堂、ユニクロ、ヤクルトの4社が掲載されています。

起業に関心が深い皆様であれば、きっと興味を持たれること思います。(知っているエピソードも少なくないかもしれませんが。)私も含めて、この手の話は好きな人は多いでしょう。
歴史から何かを学ぶのか、ストーリーを楽しむのか、ちょっとした”うんちく”として飲み屋で披露するのか・・・。

いずれにしても、知っていて損はなく、面白い本として、推薦したいと思います。