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「20円」で世界をつなぐ仕事

「20円」で世界をつなぐ仕事
TABLE FOR TWO International 事務局長
小暮真久著


タイトルを見て「?!」と思い、手に取った人もいるのではないでしょうか?

先進国の肥満と開発途上国の貧困という2つの問題の同時解決を目指す
NPO法人・TABLE FOR TWO Internationalについての書籍です。


マッキンゼー・アンド・カンパニー、松竹など、ビジネスの世界で活躍していた著者が、
善意やボランティアととらわれがちな社会事業をビジネスとしてとらえて立ち上げていく
経緯や日本のNPOの課題、ビジネススキルの活用内容などを、経験に基づいて書いて
います。

”TABLE FOR TWO”の仕組みを簡単に紹介すると、
「社員食堂を持つ企業や団体と提携して通常より低カロリーで栄養バランスのとれた
特別メニューを提供してもらう。そのメニューの価格は、アフリカの子どもたちの給食費
一食分に相当する20円を上乗せして設定。その20円は寄付金としてTABLE FOR TWO
を通じてアフリカに送られ、現地の子どもたちの給食費にあてられる」という仕組みです。
(※一部著書より引用)
2007年の活動開始後、企業や官公庁・学校など100を超える団体に導入されている
とのこと。

著書の内容は、大きく分けて、
・TABLE FOR TWOの仕組みや創業期のエピソード
・著者がなぜTFTの取組みを始めたのか
・ビジネススキルを社会事業に活かす方法

となっていて、全編にわたってとても分かりやすく書かれています。


巻末にて、支援者の一人であるタリーズコーヒーインターナショナルの松田公太氏が
「世界で苦しんでいる人のために少しでもお手伝いするという気持ちは、ビジネスを
通じても実現できると思います」とコメントしていますが、私もこの意見に同感です。
新規事業が、結果として世界の何かを変えることにつながっている、これってすごく
ワクワクすることだと思いませんか。

著書を購入すると、1冊につき20円が寄付されるとのこと。
私の20円は、どんな子どもに届いたのでしょうね。
日々、悶々と仕事をこなしている人にとっては、著者の”想い”に触れることで
刺激をもらえるかもしれません。
ご一読を。


エムア<br />
ウト  清水雅大

清水雅大